Milestone
Self Liner Notes



5th Album

Milestone(¥2,000)

2023/11/25 release


1. Tweet Tweet
ランダムに聞こえるピアノのシーケンスフレーズが好きで、以前から作ってみたいと思っていた曲。
最後の方のブレイク部分で小鳥の「ピヨ!」というフレーズを入れたら、
それがこの曲のすべてになってしまいました(笑)

2. Hummingbird
内省的な曲が多い今回のアルバムの中で、唯一というくらいのハッピーな曲。
ずっと鳴っている「カタカタ」という音がおもちゃの鳥の羽音みたいに聞こえたので、このタイトルにしました。

3. Teufelsberg
とある映像作品のために、2022年9月頃に作った曲。
当時は3分弱程度の長さでしたが、そのときに採用しなかった別のアイデアテイクを繋げて
アルバム用に再構成しました。

4. A Day in March
2023年3月28日、僕が心から尊敬し敬愛する音楽家、坂本龍一氏が亡くなりました。
そのニュースを聴いてからしばらく、僕は何もする気がしなかったのですが、
2-3日してピアノに触れたとき、「いつの間にか」この曲ができました。
その時は今の半分くらいのテンポで、普通に聴いたら遅すぎるのですが、あの時はそのテンポが癒やしに聴こえました。
多分、精神的によほど参っていたんだろうと思います。
当時の最初の曲名は「Requiem」でした。
「Teufelsberg」と「風のグラスミア」以外の、このアルバムの9曲は、
この曲をきっかけに2023年4月から11月までの8ヶ月で作られました。

5. Vanilla
穏やかなエレクトロニカに憧れのようなものがあって、作ってみた曲。
かなり理想に近いものができたような気がしています。
穏やかな日曜日の昼下がりみたいな曲。

6. 風のグラスミア
オリジナルは20年前の2003年に発表しました。
今回、アレンジは当時のまま、ピアノとストリングスの音源を入れ替えて再発表することにしました。

7. Mosaic
7/8拍子。
いくつかのリズムがポリリズムになっていて、裏になったり表になったりしています。
その意味ではモアレ的でもあるんですが、「不規則的に見える規則的な細かいフレーズの集合体」というイメージで
「モザイク」というタイトルにしました

8. Andante
歩くような速さで。歩くように気まぐれに。歩くように思索的に。

9. Suono
普段楽曲制作に使っているPropellerhead Reason に 「Scenic」という音源モジュールがあって
これまであまり使ったことがなかったので試してみたところ、非常に魅力的なサウンドだったのでまとめてみました。
多くのサウンドたち (Suoni) が集まって作られるサウンド (Suono) 。

10. Iris
「Vanilla」と同時期にできた曲。
Vanillaよりは華やかなイメージになりました。
曲の最後に聞こえるのは、フランス語の航空無線なのですが、
フランスの国花がアイリスだと知ったのはリリースした後でした

11. Choral
追慕と慰めのための賛美歌。


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