3rd Album
Flowers(¥2,000)
2020/5/17 release
1. Fluorescent
前回のアルバムの余韻が残っている状態で作った曲の中の一つ。
エレクトロニクスのテイストは残っているもののキレイに仕上がったので、
アルバムのオープニングを飾ってもらうことにしました。
2. Last Dance
こういうボサノバ、前から作りたかったんですよね。
アコースティックなボサノバも大好きなんだけど、ちょっとエレクトロニックな感じが混ざると、
ダンサブルになってすごくカッコイイなと前から思っていて。で、シンフォニックな感じも残しつつ、踊れる要素を盛り込んでみました。
3. Make It Higher
作っている最中に、サビのメロディーの「タンタンタン!」っていう3連続音が、
その後はずっと心の中でそう歌ってました。最初は「One, Two, Three」だったので、
仮タイトルは「Three Roses」だったんだけど、それだと有名なバーボンの偽物みたいになっちゃうので(w、
新しい言葉に変えました。パワフルにピアノを鳴らしたかったので、
後半のソロに入ってからはほぼずっとビリー・ジョエルみたいな中腰で鍵盤を叩きつけてました。
4. Flowers in a Dream feat. Shion
久しぶりに歌モノを作りたくなって、ネットで募集したところ、応えてくださったのが Shion さんです。
始めは別のもっと元気な曲をお願いしたんですが、特徴的な甘くささやくよう歌声が魅力的で、
その声を聴いて浮かんだインスピレーションをもとに、新曲を作り直しました。
「イントロで雨の音を足したら?」と提案してもらったので、ホワイトノイズを足して霧の音にしてみました(w。
結果的に、すごくいい感じになったと思っています。
遠く 響く 声
風に 飛んで 消え
手に 落ちる 赤い 花の
深い 吐息 目覚め 開く
Flowers in a Dream
夢の 中
甘く
揺れて 咲く
時を 待つ 淡い 影を
溶かす 香り 風の 中に
Flowers in a Dream
空に 咲き
いつか
燃えて 消え
Flowers in a Dream
夢の 中
甘く
揺れて 咲く
5. Around the Corner
もうずっと前のことですが、『Raymond St. 45』というタイトルの曲を作ったことがあります。
この曲はかなりHip-Hopな感じの曲なんですが、ミュートTp.がリードを取っていて、
その部分が今回のこの曲と通じていたのでした。なので、あれから時も過ぎたので、
「『Raymond St. 45』からちょっと横丁に入ったところ」くらいの感じのタイトルにしました。
6. Drops of Dew
巨大な音の塊がドン!と落ちてくるようなサウンドが好きで、作ってみました。
音楽自体のストーリーや構成ではなく、作っている最中に頭の中で鳴った音をそのまま拾い上げて追加していくような作り方をしました。、
なので、フレーズの意味を問われると自分でもよく説明できません、なんていうか、無意識の音楽みたいな感じでしょうか。
7. Abyss
ポップでダンサブルな曲も大好きなんですけど、そういうものばかり作っていると、
こういう内省的な曲への欲求が湧いてきます。バランスの問題なんでしょうかね。
曲の陰鬱な雰囲気とは違って、実際にはとても気持ちよく弾いてました。
8. Rondo
こういうワルツを作る時、僕のイメージにいつもあるのはイングランドの草原です。
懐かしくも切ない郷愁みたいなものが表現できたらいいなと思いました。
9. Daisies Field
今回のアルバムの中では、1曲目の「Fluorecent」と同じく、最初期に作った曲。
他に4-5曲あったのですが、今回の曲選定において「Fluorescent」とこの曲だけが残りました。、
今回のアルバムタイトル「Flowers」を決めるきっかけにもなった曲です。
10. さくら
2020年の春、世界は未曾有の大混乱の中にありました。
人々は家に鍵をかけ、街からは人が消えました。そんな中、さくらはこれまでと同じように、
その華やかな姿で春を告げていました。見る人が誰もいなくても、春は必ず訪れ、さくらは咲きます。
今年のさくらはいつもよりずっと切なく、そしていつも以上にとても美しく見えました。