2、4、8

まず、下のメロディーを聴いてください。

たった2小節の単純なフレーズです。とても中途半端に終わっていて、思わず続きを歌いたくなりませんでしたか?それはどんなメロディー でしたか?

僕の場合、こうでした。

あなたの作ったメロディーとは違うかもしれませんが、きっと共通点があります。

それは、「ここまでで4小節」だということです。

さらに続きを作ってみましょう。・・・どうですか?どんなメロディーになりましたか?

僕の場合、こうです。

そしてきっとあなたの作ったメロディーも(メロディーラインは違っていても)「ここまでで8小節」ではありませんか?

あなたは無意識のうちに、さっき作った2倍の長さのフレーズを作っているのです。どうしてですか?

それは、それが一番収まりがいい−つまり「気持ちいい」からです。

さらに、「これでひと区切り」という感じがしませんか?

そう。多くの収まりのいいメロディーは、8小節で一区切りになります。そして、この8小節を作る過程は、今のように、2小節からスタートして、倍(4小 節)、さらに倍(8小節)になっていく過程が多いのです。この「8」という数字は、この後の構成を考える上でも大切な数字になりますので、頭の片隅に入れ ておいてください。
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