音型(言葉のアクセント)
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メロディを作るとき、歌詞をきちんと伝えたいと思うなら、言葉のアクセントを考慮することはとても大切なことです。 たとえば、こんな詞があったとします。
街の端にある橋を渡って
・・・なんだ、この詞(ーー;) ま、それはともかく、この詞に曲を付けてみたのがこれです。歌は新井和広クンです。 ・・・なんだ、この曲(ーー;)。こんなくだらない曲歌わせてゴメンね、新井クン・・・。 ま、再びそれはともかく、「橋」と「箸」は、もうわかりますよね。いわゆる「標準語のアクセント」では、「橋」は「し」に、「箸」は 「は」にアクセントがあるので、上の曲でもそのような音型になっています。 さて、問題は「端」と「橋」です。標準語のアクセントでは、どちらも「し」にアクセントがあるのです。そこでもう一度、じっくりと、 ゆっくりと上の詞を読んでみましょう。言葉のアクセントを確かめながら、一言一言、噛み締めるように・・・。
街の 端にある 橋を 渡って
「橋」じゃなくて「端」だと強調したいとき、「端に」の「に」に「し」と同じレベルのアクセントが付くのにお気づきですか? つまり、「端」と伝えたいとき、この場合は「端に」の「し」と「に」を同じ音にすると伝わりやすい、という結論が出るのです。 試しに、「端に」の「に」を「し」よりも下げたメロディーを聴いてみましょう。 ね。途端に「端」が「橋」になっちゃうでしょう?試しに、もう一度最初のメロディーを聴き直してみて下さい。最初の方が伝わりやすいで すよね?こんな些細なことで、伝わるはずの言葉が伝わらなくなるのです。言葉は大事に大切に、デリケートに扱って下さい。 |
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