キー

ではまず、曲にコードをつけていきましょう。

コードとは、「和音」のことです。複数の音を同時に鳴らす・・・そう、いわば「伴奏」ですね。

さて、伴奏をつけるために最初にすべきことは、曲のキー(調)を知ることです。

キーについて厳密に語りだせば大変なことになり、多分読むのがイヤになると思うので(書くのもイヤだ(^^;))、できるだけ簡単に説明していきましょう。

あなたがこれからアレンジしようと思っているメロディーの中で、「これが主音だな(作曲編のここを参照)」と思われる音を探します。メロディーの中で、「終わり感」があるところ。一番落ち着く音の場所。そこが主音で、キーとなります。メロディーによっては、主音が一度も現れないケースもありますので、注意してください。その場合でもメロディーをよく聴き(あるいは弾き)、主音を見つけてください。

本来、主音はこのように手探りで見つけるものではありません。すべての調の音構成を知っていれば、メロディーがどのような音で構成されているのかを知ることで、簡単に調を決定することができます。ただ、最初のうちはこのような「手探りの訓練」をすることも大事です。慣れてきたら調の構成音を覚え、キーをすぐに決定できるように訓練してみましょう

次に、メロディーがメジャー(長調)なのかマイナー(短調)なのかを確認します。よく「楽しい感じなら長調、悲しい感じなら短調」なんて言いますが、(わかりやすい説明ではありますが)これはあまりにも感覚的で、論理的ではない説明でしょう。楽しい短調の曲だって、悲しい長調の曲だってあるのですから。そこで次からの章で、マイナーとメジャーについて説明します。

普通は、キーが決定できた時点で、同時にメジャー/マイナーも決定されているはずですが、ここでは説明の都合上、順番に決定することにします。

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