メジャーとマイナー

前章で全音と半音について勉強しました。西洋音楽において

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド

と弾いたとき(このように、高さによって並べられた音の集合を「スケール」と呼びます)

  • 「ミ」と「ファ」、「シ」と「ド」が半音の関係になり、後はすべて全音の関係になるものを長調(長音階=メジャースケール
  • 「レ」と「ミ」、「ソ」と「ラ」が半音の関係になり、後はすべて全音の関係になるものを短調(短音階=マイナースケール

と呼びます。

つまり、主音からスタートしたとき、次の音との関係が

  • 長調:全・全・半・全・全・全・半
  • 短調:全・半・全・全・半・全・全

になっている、ということです。

逆に言えば、「この関係さえ守られていれば、主音(ここを参照)が何でもかまわない」ということです。

  • ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド(イタリア式)
  • C・D・E・F・G・A・B・C(英語式)
  • ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ・ハ(日本式)

と音を表記するのは、なんとなく知っていますね?(知らない?んじゃ、今ここで覚えましょう)

そこで、たとえば主音(スタートする音)がレ(=D)(=ニ)で、スケールが長音階の場合、これを「ニ長調」または「Dメジャー」と呼びます。

同じように、たとえば主音がシ♭(=B♭)(=変ロ)で、スケールが短音階の場合、これを「変ロ短調」または「B♭マイナー」と呼びます。(日本語では、「♯(シャープ)」は「嬰(えい)」、「♭(フラット)」は「変(へん)」と言います)

では、上の2つのスケールを弾いてみましょう。ニ長調ではレからスタート、変ロ短調ではシ♭からスタートして、上に書いた全音・半音の関係に気をつけて・・・。できましたか?

はい、お疲れ様でした〜。

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