サブドミナント

「次は最高にイかしたコードを教えてやるぜ。これだ!」。アメリカのテレビで、アマチュアにギターを教えていたプロのロックギタリスト が言っていたセリフです。なんか妙にカッコよくって、「おぉ、ロックだ!」とか思ったものです。

前章では、トニックに対して5度上の音から三和音を弾きました。

では、今度はトニックに対して4度上の音から、同じように三和音を引いてみましょう。

ゆっくり考えて・・・

1・3・5度の和音ですよ?

わかりますね?

「ド」の4度上は「ファ」。そこから始まる三和音は「ファ・ラ・ド」です。

このように、トニックに対して4度上の音を「サブドミナント(下属音)」といい、その音から始まる三和音を「サブ ドミナント・コード」と言います。

では、ここまで習った3つのコードを弾いてみましょう。

なんかきっちりまとまりましたね。このように、トニックから始まってサブドミナント、ドミナントへ移り、トニックへ戻るコード進行を「カ デンツ」と呼びます(カデンツについては次 の章でもう一度お話します)。前章の「ドミソ − ソシレ − ドミソ」のように、ドミナントしか経過しないコード進行もカデンツの一種です。

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