コードネーム(I) 〜C、Cm、C7〜

みなさん。混沌と苦悩に満ちたコードの世界を満喫していますか?

「満喫?ふざけんじゃねぇよ!」「あぁ、めんどくせぇ」「理屈こねてんじゃねぇよ!いいからさっさと役に立つコード進行を教えろ よ!」

よ〜〜くわかりますよ。でもね、アレンジっていう作業はメロディーを作る行為と違って、直感だけじゃ行き詰ることが多い、かなり理屈っ ぽい作業なんですよ。「理屈を知らなきゃできない作業」ってわけじゃないけど、知っていればラクに乗り越えられる局面もたくさんあるのです。ましてや 「コード進行」なんてのは「コード」が「進行」するんですから。コードを知らなきゃどうしようもないでしょ?だから、もう少しだけがんばりましょ。ね? ね?

ここで、今まで習ったコードを復習しつつ、コードネームについて勉強してみましょう。

今まで習ったのは、トライアドと7thコードでしたね。

トライアドの場合、その一番下になっている音(これをルート音(根音(こんおん))と呼びます)の英語表記をそのまま使 います。

たとえば「ドミソ」なら、コードネームは「C

「ファラド」ならコードネームは「F」です。

では、たとえばCのマイナースケールの1・3・5(ドミ♭ソ)のトライアドは、コードネームではどう表記するのでしょう?

この場合は「Cm」と表記し、「シー・マイナー」と読みます(長調を「メジャー」、短調を「マイナー」と いう、という話は前にしましたね)。

では前章でならった7thは?

例えば「ドミソシ♭」なら「C7」と表記します。

では、ちょっとテスト

「F7」の構成音はどうなりますか?

前章の小理屈を読んで考えてもいいし、「要するにFから7度上の音を半音下げればいいんだろう、ベィベー」でもいいです。

まずFのトライアドは?

そう「ファラド」ですね。

ファの7度上は?

はい。「ミ」です。それを半音下げて

「ファラドミ♭」

はい、正解。これが「F7」です。

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