コンピュータによって音楽制作は非常に個人的なものになってきました。ツール類はコ
モディティ化され、1万円程度のソフトだけでも、プロが作った音に肉薄することができます。道具を使いきればプロとアマチュアの差はほとんどありません。
もちろん家一件分の設備投資をしているプロの作品との差は同じ投資をしない限り個人として追い越すことはありえません。 それでは道具を使い切って少しでもプロの作品に近づけるには何をすべきか、どうしてそれが必要か、考え方を含めて皆さんの作品の向上に役立てていただけれ るヒントをご提供したいというのが本コラムの目的です。 そしてわたしもまだまだ勉強が足りませんし、間違ったお話をお伝えしてしまうかもしれません。ネタも古いかもしれません。そこを皆さんからのご意見やご質 問をいただくことで、私自身の学び直しの場にさせていただければ甚幸です。 <このページの著者について(flash氏による自己紹介)> flash 銀 座老舗のプロスタジオに勤めること13年間、専門は音響工学で、CM、音楽、映画、番組とジャンルはフルカバー。特技はデジタル録音システムの設計で同期 系の経験。ProToolsがまだ2つのソフトに分かれていたバージョンからデジタル録音スタジオを営業した技術設計責任者。 フィルム、テープ、デジタル録音のすべてをマスターし数々の賞をいただき、技術記事の執筆も多数行っていたもののひとつわけあって離職。 以来、フェーダに触ることなく13年。齢50に寄せて歳を重なる毎に、瞼の裏に焼きつくSSLのマスターモジュールが鮮明によみがえり、たまらず個人で輸 入した99ユーロのAbleton Live Introで趣味としての音制作を再開。 ここ2年ほどかけておおよそ200曲をMIXし、現在もミキサーリハビリ中。自己鍛錬の成果を開帳すべしと、ニシオカ殿の召還を受けて記事を皆々様へ奉じ ることとなりました。 <このページの管理人について> Takayuki Nishioka 学生の時に参加したバンドでインディーズデビュー。キーボーディストとして作・編曲を担当するが、その後は映像システムのエンジニアとして会社勤め (flash氏と知り合ったのは、ここ)。 しかし、作・編曲自体を辞めることはできず、一人で、あるいはユニットで曲を発表しつつ、自分のサイトで「作曲・編曲講座」を開設。 今回、元同僚であり、盟友であり、ミキシングが苦手な私をいつもおだててのせてくれる優しい師でもあるflash氏に、僕自身が勉強したくて、サイトにか こつけて「講座開きません?」と提案したところ、快諾をいただきました。しめしめ(笑) |
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音について考えてみる 目標設定 音は"見る"もの それでは、音を見てみよう その1 それでは、音を見てみよう その2 モニター環境 録音 ミックス メディアハンドリング 変換 |
(順次追加予定) |
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