ミキシング/マスタリング

あぁ・・・僕がこんな話をするなんて・・・

ミキシング」とは、様々な楽器にエフェクトをかけたり、音量バランスを取ったりして、楽曲として聴きやすい状態に完成させる作業、「マスタリング」とは、そのように2ch(または5.1ch以上のサラウンド)にミキシングされた音に対して、エフェクト(主に音圧調整)をかけたり、複数の曲間の音量バランスを調整したりして、CD等で販売できる形にする作業のことを言います。

ミキシングやマスタリングの奥深さは、少しでも経験したことがある方ならご存知でしょう。そして僕は、このミキシングとマスタリングという作業がとても苦手なのです。はっきり言うと、ヘタです。

それでもこの項を書くのは、やはり楽曲制作においてはミキシングは避けて通れないからであり、ヘタはヘタなりにあがいているサマを見せることで、何かの役に立つのではないかと思ったからです。

最初にお断りしておきますが、ミキシングに「正解」はありません。そんなものがあったら僕が教えて欲しいくらいです。

しかし、様々な種類のエフェクトをどう使うのか、様々な楽器間のバランスをどう取るのか、そして、いい状態ではない音をどう処理するのか、ということに関しては、ある程度の定石があります。

この項では、そんなミキシングの定石とエフェクターの基礎をお話しますが、それがすべてではないことも覚えておいてください。くどいようですが、ミキシングに正解はないのです。あなたが「カッコイイ」と思えばそれが正解なのです。そして、そのための試行錯誤こそがミキシングという作業なのですから。

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