リバーブ

リバーブ(Reverb)は、音に残響音を与えるエフェクトです。

主要なパラメーターは

  • Size:音を残響させる部屋のサイズ
  • Decay:残響音の長さ
  • Dry/Wet:元音と効果音のバランス

機種によっては"HF Dump(残響音の高域部をカットする)"とか"Pre-Delay(残響が始まるまでの時間)"とかのパラメーターが増えたりしますが、基本はこのあたりでしょうか。

前にも書いたように、基本はセンド/リターンで使います。最近のDAWについているリバーブには、必ず「Hall」とか「Room」とかのプリセットが付いていますので、まずはこれで大まかな感覚をつかみ、その後、必要ならパラメーターを調整すると良いでしょう。

残響音のレベルについては、センドフェーダーで調整します。これにより、各パートにかけるリバーブのレベルを個別に調整できます。

あえてそれを意図しているミックスでない限り、バスドラやベースといった「低域のリズム楽器」に極端なリバーブをかけるべきではありません。逆に、どんなにいいボーカルでも、ボーカルにリバーブをかけないというミックスはしないほうが良いでしょう。録音環境が良く、歌も上手いボーカリストの場合、かけるリバーブはほんの少しで構いません。しかし、まったくかけないとバックトラックに溶け込むことができず、歌だけ浮いてしまいます。

そう。リバーブは「周りに溶け込ませる」という効果を得る意味でも大切なエフェクトなのです。

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