あなたがトラックメーカーで、ボーカリストと曲を作る場合は、以下のような点に気をつけると良いでしょう。

＜ボーカリスト探し＞

僕の場合、ボーカリストを探すところから始めることが多いのですが、これにはインディーズミュージシャンが音楽をアップしているサイトを使うこともあります。また、有料ではありますが「うたいれ」等のフリマサイトを使うのも便利でしょう。ここでボーカリストを中心に楽曲を聴き、声質や歌を確認し、お願いしたい人が見つかったらメールでお願いします。

お願いする前に、その方が自分のHPを持っている場合には、そこを確認しておくのも大事です。そこには、その方のプロフィールや現在の音楽活動が書かれていることが多く、現在のその方の状況を理解することができます。確認した結果、音楽関係の更新がほとんどない場合には、現在は歌っていないということも考えられますし、逆に既にプロデビューしてしまっているケースもあります。この場合は（相手のサイトにそういったお願いを受け入れる旨の断りが無い限り）お願いしないほうが良いでしょう。アマチュアがプロに（しかも無料で）お願いをするのは失礼です。

条件が合ったらいよいよメールを出すわけですが、当たり前の話ですが、最初のメールはいつも以上に神経を使い、決して無礼な内容にならないようにしてください。あなたの曲の制作を手伝ってもらうのです。へりくだって、へりくだりすぎることはありません。いきなりのメールを詫び、事情を説明し、手伝っていただけるかどうかを確認しましょう。このとき、さりげなく相手の環境（録音できるような環境があるかどうか）を確認しても良いでしょう。カラオケができている場合はカラオケを送って一度聴いてもらうこともできるかもしれませんが、その結果断られても怒ったりしてはいけません。ボーカリストとして、歌う曲を選ぶのは当然のことです。あなたが既に何曲かの曲をアップしているなら、参考にそのサイトのアドレスを書いておきましょう。これにより、相手のボーカリストがあなたの曲の傾向を知ることができ、安心の元になります。