シャッフル

前回の8ビートでは、ハイハットは正確に8分音符を刻んでいました。でも、もうちょっと楽しく・・・そう、まるでスキップするみたいな ノリが欲しいですね(いや「ですね」って言われても困るとは思いますが)。

そんなときに使うのが「シャッフル」です。

トランプでシャッフルといえばカードを切ることですが(関係ない)、音楽でシャッフルといえば「ビートをハネさせること」です。より音 楽的に言うなら、「8分音符で刻んでいたビートを、8分3連で刻む」ということになります。

「なんのこっちゃ?」と思った方、ま、とにかく聞いてみましょう。

これが前の8ビート

そしてこれがシャッフルした8ビートです。

ほらね。♪スキップ、スキップ、ランランラ〜ン。


16ビートでやると、こうなります。

シャッフル前

シャッフル後

ここで注意したいのは、「ハネ方」です。これまでの例ではわかりやすくするため、16分3連にぴったりハマるジャストのタイミングでハ ネさせましたが、聴いていてキツくないですか?およそ人間らしさがないですよね。ハネ過ぎっていうか、バカっぽいっていうか(^^;)。

最近のほとんどのリズム用プログラムには、「Shuffle」のパーセンテージが調整できる機能がついています。100%にすると、3 連ジャストのタイミングで(つまり今回の例のように)思いっきりハネます。0%だとまったくハネません。

僕の経験では、70%程度のハネがいい感じのようですが、このあたりも曲調や好みによって使い分けてください。

ちなみに、僕の曲では100%ハネているのがこの曲

<Floor Poppers> by Takayuki Nishioka

75%程度なのがこの曲です

<Romantic Headache> by Takayuki Nishioka

100% だと「バカッパネ」でしょ?(笑)。75%程度のルーズさが大人っぽい感じですね。さらに「Romantic Headache」では、ハイハットこそ75%でハネていますが、それ以外の例えばベースはまったくハネていません。これにより、さらにシャッフル感が希 薄になり「大人っぽい気だるさ」を演出しています。

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