よく使うドラムのテクニック

<ロール>

スネアで多く使われるテクニックで、こんな音です。

僕は昔はこれを「32分3連、または64分音符の非常に弱いベロシティーで連打してプログラム」というテクニックを使っていましたが、 今や大抵のドラム用アプリケーションにはロールの音がサンプリングされていたりするので、そんなテクニックは必要ないかもしれませんね。

ただ、クラシックで使うにしてもポップスで使うにしても、上のサンプルのような、ロールの最後の「タン!」というキメの音は、あるとリ ズムが締まりますよ。

ロールはクラシック的に聴こえますが、R&Bで飾り的に使うと非常に効果的な場合があります。


<フラム>

同じ楽器(例えばスネア)を両手で、タイミングを少しだけズラして叩くテクニックで、こんな感じです。

音楽のキメ位置に入れると全体がグっと引き締まりますね。僕はこんな感じで使っています。

<くちさきオウム> Music、Lyrics & Vocal by 新井和広、Arranged by Takayuki Nishioka

ズラす程度は音楽のテンポや雰囲気によってまったく異なりますので一概には言えませんが、BPM=120の場合だと同じ音を50ティッ クくらい前に出し、先の方のベロシティーを弱くするとそれっぽくなるみたいです。

前の音をジャストのタイミングに合わせるか、後の音をジャストのタイミングに合わせるかは、これも一概には言えません。先の音をジャス トにした方が自然なようですが、ズレのタイミングに細心の注意を払わないと、リズムがもたついて聴こえます。後の方をジャストにすると、ズレのタイミング に余裕が持てるのですが、かなりツっこんだ印象になります。

ちなみに、前の「くちさきオウム」では、後をジャストにして、ツっこませています。僕はわりとこっちのパターンの方が好きですね。

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