4
Self Liner Notes



4th Album

4(¥2,000)

2022/4/4 release


1. Full Colors
最初のリフの上に、思いつくままにいろいろな要素を足していきました。
途中突然、鼻血出るくらいヘヴィーになったりもします。
結果、カラフルなキャンディーボックスみたいなイメージの曲になりました。

2. Huggy Huggy
もともとはklix*のために作った曲で、タイトルは決まっていたものの、歌詞ができなくてそのままになっていた曲。
捨てるのは惜しいので、インストアレンジしてみたらなんだかいい感じになりました。

3. Runway
最初のイメージは「ファッションショーで流れていそうな曲」
なので、タイトルの「Runway」はファッションショーの「ランウェイ」のつもりでした。
でも、ストリングスが入った途端、夜の滑走路(Runway)っぽい感じになって、
どちらかというとその意味のほうが近いタイトルになりました。

4. 4
令和444日にリリースされた、 僕の4枚目のアルバム『4』の4曲目のこの曲は
演奏時間も4分ちょうどです。
演奏時間については実は偶然で、気づいたときにはちょっと鳥肌が立ちました。

5. Movement
いつもお世話になっていて、今回も全曲のマスタリングをしていただいたflash氏に「お気に入り」と言ってもらった曲。
「YMOみたい」と言っていただきましたが、僕のイメージとしてはHASYMOでした(笑)。
でも、「そういうの、ちゃんと伝わるんだな」と思えて、とても嬉しかったです。

6. What are you going to do?
最初はインストにするつもりで作り始めたのですが、「これはボーカルがあったほうがいいな」と思いつき、自分で歌ってみました。
オクターブ下の歌は地声です。作ってて「低すぎかな…?」とも思ったんですが、普通に出せて自分でもびっくりしました(笑)。

7. An Olive Tree feat. Chaco.
曲も詞もずっと前にできていたのに、ボーカルさんが見つからなくてずっと埋もれていた曲。
今回、Chaco.さんのご協力でやっと日の目を見ることができました。
彼女は本来はもっとパワフルに歌える人ですが、今回はできるだけ抑えていただきました。
結果、きれいな声と英語の発音で、想像以上の出来にしていただきました。
この曲を出すことは長年の懸案だったので、うれしいです。

8. Tokyo Dance Hall feat. YUMA
リリース間近になって降って湧いたようにできた曲なんですが、そういう曲はお気に入りになることが多いです。
これもその例に漏れず、イメージ通り、かなり理想的にできたと思いますが、
それはボーカルYUMAさんの力によるところが大きいです。
パワフルな彼女の声は、この曲のイメージにぴったりでした。

9. 悲しい鳥 feat. miyu
もともとはklix*として作った曲で、
ポップなklix*としてはあまりに異色でリリースを躊躇していた曲。
miyuのかわいらしい声と退廃的なトラックとのコントラストが気に入っていて、どこかで発表したいと思っていたのですが
いい機会なので、今回僕のアルバムに収録して発表することにしました。
間奏で流れるラジオボイスのような声は、1945年7月25日にアメリカで発令された、日本への原爆投下命令文書です。
作った当時は漠然と「争いで失われたものへの悲しみと喪失感」みたいなイメージだったのですが
ウクライナの件があって、この曲のリリースにも何か運命的なものを感じています。

10. Breeze
かなり前に二台のピアノのための曲で「Brezza」という曲を作ったことがあるのですが、
この曲のテイストをそのままに、5/4拍子にしてみました。
前回のタイトルがイタリア語だったので、今回は英語で「Breeze」としました。

11. Twilight on the West Hill
ゆったりと落ち着いた曲ですが、このベースはなかなか大変でした。
かなりいろいろな小技を使ってます。
タイトルの「West Hill」は「ニシ(の)オカ」です(笑)。


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