音域

ボーカルが歌うことを前提にメロディーを考えるなら、その音域を考慮するのはとても大切なことです。どんなにいいメロディーでも、ボーカリストが歌えないのでは意味がありません。ボーカリストの音域をきちんと把握しましょう。僕は高校時代に音域が2オクターブ以上にわたるメロディーを書いてしまい、誰も歌えなくなってしまった経験があります(^^;)。

実際、「いいメロディー」といわれている曲の多くは、あまり音域が広くないものが多いのです。その方が「誰にでも歌いやすい」から、ということもあるでしょうね。

もう少し進んだら、ボーカリストの音域と、その音における声質を上手に利用しましょう。例えば高音部の声質がとてもいいボーカリストなら、その部分を強調するメロディーを作ると音楽的にもいいものになるでしょう。逆に、あえて音域を少しだけ超えるところにメロディーを置くことで、ロックにおける「シャウト」の効果を出すこともできるでしょう。

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