コードを聴き分けよう (2) コードの感覚をつかむ 

Basic編で、いろいろなコードについてお話しました。それぞれのコードに特徴があり、響きに違いがあります。聴いたコードを理解するためには、この「特徴」を覚えておく必要があります。各コードの特有の響きの違いを、感覚的に覚えてしまいましょう。例えば「マイナー進行に突然混ぜると、優しい明るさが映えるドミナント7th」とか「渋さと切なさが同居するm7-5(ハーフディミニッシュ)」とか。「終わりそうで終わらないI/III」なんてのもいいですね。このあたりは、ご自分でいろいろ聴いて確かめて、自分に一番合う感覚をつかんでください。色とか味とか、風景とか匂いとかに例えるのも効果的ですよ。これはまるでソムリエ感覚ですね(笑)。う〜ん、雨上がりの森を歩く少女の、靴にはりついた落ち葉のようなテイスト」(どんなテイストやねん)

ここまでで、「相対的な」ベースの進行と、そこに乗るコードネームまでがわかりました。これでほぼ終了なのですが、より詳細な分析をするための最後のオプションを、次にご紹介します。

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