7th

トライアドは、あらゆるコードの基本です。ただ、聴いてみて思うのは「・・・なんか幼いな」ということでしょう。まるで幼稚園のお歌の 伴奏のよう。カワイイんだけど、なんだか物足りないと思いませんか?

そんなあなたにうってつけのコードが「7thコード」です。

また度数が出てきますよ。覚えていますか?

まず「ドミソ」を弾きましょう。

そのまま、ドから数えて7度上の音は?

そう、「シ」ですね。これを半音下げて・・・つまり「シ♭」にして、ドミソと一緒に弾いてみましょう。

基本であるトライアドに7度上の音を追加して出来上がったこのコードを
ドミナント7th(セブンス)」と呼びます。そして、このコードは本当によく使うので、「ドミナント」を省略して「7th」 といった場合には、このコードのことを指します。

え?7度上じゃないじゃん。半音下がってるじゃん。おかしいじゃん。」と思ったあなた。あなたは正しい。きっと友達か らは「理屈っぽい」と言われていることでしょう(僕と同じで)。それを疑問に思った人は、「地獄ののぞき窓」としてこの下を読みましょう。怖い人は読まな い方がいいです。

スケールの名前にある通り、これは「ドミナント7th」・・・つまり、「属音上の 7度」です。Cがドミナント(属音)になるのはFメジャー・スケールです(ヘ長調でFの5度上はCでしょ?)。そして、そのFメジャー・スケールに おいて、コードの根音がCになった場合、(スケールはFのままですから)シは♭になるのです。

ほらね、ややこしいでしょ?だからよせって言ったのに。今は「7度上の音を半音下げる!そういうものなんだ!」と思っていなさい(えら そう)。だって、とにかくよく使うコードなんだもの、これは。

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