テンション・ノート
(9、11、13)
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さて、トライアドに7度上の音を追加していろいろ遊びましたが、そうなると「もっと上の音を足してもいいんじゃないか?」なんて思った りします。・・・しません?もう飽き飽き?そしたらこの項、飛ばしてもいいっすよ(投げやり)。 それというのも、後は「どこまで上の音を追加するか」であり、「追加すればするほど響きが複雑になり、どちらかというとジャズになって いく」からです。知っておいて損はないですが、あなたの目指す音楽性に合うかどうかはわかりません。 さて、前章までで7thを追加した四和音を勉強しました。ここから先、追加されていく音たちを「テンション・ノート」と 言い、これが追加されたコードを「テンション・コード」と言います。「テンション」とは英語で「緊張」という意味で、コードの響きの中に不 安感や緊張感が増えてくるからです。 CM7のコード(覚えてますよね?)に、ハ長調の9度目の音(オクターブ上のレ)を追加しましょう。 これもなかなかオシャレですね。9度目の音が入っているので、「CM9(またはCM7(9))」となります。さっき「この項は飛ばして もいい」と書きましたが、この「9th」くらいまではポップスでも知っておいて損はないです(先に言え!)。 では、11度(ファ)は?13度(ラ)は? そう。そうやってどんどん追加できるのです。 追加する音の度数がなんで全部奇数なのかというと、理由はバカみたいに簡単で、8・10・12度は1・3・5度と同じ音だから。つま り、1オクターブ上の音になるだけで、一緒に弾いても意味ねぇの。 じゃあ14度より上は? これも理由はバカみたいに簡単。13度まででスケール上のすべての音が出尽くしちゃってるから。14度から上は、13度までで出てきた 音を1オクターブ上で弾き直しているだけになってしまうのです。 さぁ、作曲編のここを読んで意味のわからなかった方。今こそ、そこに戻っても う一度読み直してみましょう! |
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