3拍子

ポッ プスで使うのは難しく感じるかもしれませんね。何が難しいといって、ドラム。他の楽器はいいんだけど、ドラムが難しい。だって、ずっと「ドン・タン・タ ン」ってわけにいかないでしょ。小学校の鼓笛隊じゃないんだから。どこでどういうアクセントを付けるか、どういうリズムを刻むかが、曲のノリにとてつもな く大きな影響を及ぼします。でも逆に考えると、ノリさえ保てれば、いつもの4拍子ではできないリズムが自由かつ即興的にできるわけで、それを効果的に使う と、いつもと違うカッコよさが出せます。

僕はジャズ・ワルツの形にして、こんなことをしましたし

<On A Glorious Day -featuring 神近まり-> by Takayuki Nishioka

ポップスでは、こんなこともしました

<樹 海のしずく> Vocal, Music & Lyrics by 新井和広、Arranged by Takayuki Nishioka

もちろん、「これが正解」ってわけではありませんが、やってて思ったのは「3拍子って自由なんだ」ってことです。かなり過激なことをし ても、なんとか収まっちゃう。一度挑戦してみてください。3拍子って楽しいですよ。

ところで、「なんで『ワルツ』って言わないの?」と思った方。罰として、以下の「地獄ののぞき窓」を読んでください(なんで『罰』やね ん)。

「ワ ルツ」とは「円舞曲」という意味です。確かにほとんどの「ワルツ」は3拍子で書かれていますので、「3拍子=ワルツ」と思ってしまうのも無理はないのです が、「ワルツ」と言った場合、「円舞曲」でありさえすれば3拍子でなくても良いのです。逆に、「円舞曲」でないのなら「ワルツ」ではないのです。

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