ラテン
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意外と役に立つのがラテンの知識です。なんと言ってもリズムの宝庫ですから。 で、一口にラテンと言っても、サンバ、マンボ、サルサ、チャチャチャ等、とにかくいろいろなバリエーションがあり、それぞれに楽器の使 い方やリズムに特徴があります。 ラテンの場合、基本となるのが「クラーベ」という楽器です。小さな拍子木みたいな楽器ですが、クラーベが叩くビートが、ラテンのリズム の基本になります。小さいながらとてもとても重要な楽器で、いわば「ラテンリズムの指揮者」のような役割をします。 ここで叩いているパターンが「2回 - 3回」を繰り返しているので「ツー・スリー」という名前のパターンで、これがすべてのリズムの基本になります。これをひっくり返して「スリー・ツー」にす るパターンもあります。 サンバの場合、これにガンザ(=シェーカー(これもベロシティーの強弱に注意!))、スルド(肩からかける大太鼓みたいな楽器)、アゴ ゴ、タンボリン(小型のタンバリンみたいな楽器)等を追加して、お賑やかに参りましょう! <Samba
du Tucano> by Takayuki Nishioka この曲では、スペイン出身の打楽器「カホン」も入っているので、ちょい邪道です(^^;) 上に挙げたそれぞれの楽器には、もちろん、それぞれの役割と叩き方があります。実際に聴き、ネットで調べて(ほんと、便利な時代だ)、 研究してください。 もう一つ。 最初に挙げたクラーベの「ツー・スリー」のパターンをドラムのリムショットで叩くと、今度はボサノバになります(いやもちろん、ボサノ バにするには他にもたくさん要素はあるけどね)。 <A
Sweetish Day -featuring Asa-> ここでのリムショットは「スリー・ツー」ですね。このときのポイントとしては、リムショットの音に「ちょっとやりすぎ?」ってくらいの 量のリバーブを足すと、「少し古い音源」みたいな、いい感じになります。 |
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