最後に

ポップスの分野において、リズムくらい時代の影響を受けるものもありません。昔の曲を聴いたとき、メロディーもコードも特に今と違いはないのに「古いなぁ〜」と思うのは、リズムとその音色が原因だったりするのです。

実は最初、この項は、この他にもR&Bや2 Step、Electronica、Drum'n Bass等、ジャンル毎のリズムの特徴についてサンプルを交えて紹介していこうと思っていたのですが、ジャンルの数があまりにも多いのと、「これがアップされる頃にはまたリズムの流行が変わっているかもしれないな」というのと・・・あと、めんどくさいのと(小声で)で、それは止めることにしました。

この「作曲・編曲講座」の最初に書いてある通り、いろいろな楽曲を聴いてください。そして、その曲の特徴的なリズムを自分のものにしてください。

サンプリングに頼ることも決して悪いことではありません(実際僕も、2 Stepの曲に飾り的な役割でDrum’n Bassのサンプリングフレーズを混ぜ込むことは多々あります)。ただ、出来合いのサンプリングフレーズではきっと満足がいかなくなるでしょう。そんなときには、是非自分でリズムを作ってみてください。

満足のいくグルーブを作り出すという作業は、決して簡単ではありません。しかし、そこに労力をかけてこそ、音楽はあなたのものになるのです。


さて、次の章からは、リズムも含めたMIDIデータ作成のポイントについてまとめましょう。

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