<Day 3>
Take the 'A' Melody


 
僕にとって、制作が頓挫する危険性が高いのは、前日の工程で失敗したとき・・・つまり、しっくりく るアレンジのきっかけが作れなかったときと、前日は「こんなもんかな」で置いておいた曲が、翌日聴き直してみたらひどい出来だったときです。今回の曲は、 翌日聴きなおしてみても悪くない感じでした。

「ひどい出来」というのは、音とかパターンそのものが「ださっ・・・」となってしまう、という意味はもちろんですが、曲の一部としてのそれが、その前後の 音楽を想像させてくれそうかどうか、というのも大切なファクターです。部分を聞いたとき、前後につながる音楽が導き出されない場合、それはパーツとしてあ まり魅力的じゃない、ということになります。

今回の場合は・・・うん、これはいけそう。Aメロの感じとかが見えてきました。これをサビとして使うには、もうちょっといろいろ周りを足さないと盛り上が りが足りない感じになってしまいそうですが、それはこのサビにつながるAメロ、Bメロがどのような感じになるか次第なので、今の段階ではこのままにしてお くことにします。それより、さっき頭の中に流れてきたAメロを記録しておきます。<Day 1>で やったみたいに、頭の中に流れてきたAメロを捕まえて、とりあえず弾いてメモしておきます。


FM7−E/C−Dm7−Am7

あ、メロディーの音が急にエレピの音に変わってますけど、これは、「この曲は使えそう」ってわかった時点で、「アレンジにぶつからず、かつ目立つ音」とし てガイドメロディー用に使います。アコースティックピアノの音は、これからのアレンジによって曲中で使うかもしれませんけど、このDXエレピの音はアレン ジで使うことはまずないからです。ちなみに、「DX」ってのは「デラックス」じゃなくて、YAMAHAの名機「DX7」のことね。あの時代、DX7は、も ういたると ころで使われましたけど、このエレピの音もすごく特徴的で、一世を風靡しました。さらにちなみにですけど、僕が初めて買ったシンセがこのDX7の二代目 「DX7 II」でした。

さてさて・・・。うーん・・この「F−E/C−Dm−Am」っての、最近自分の中でマンネリだよなぁ。サビのときもそうだったけど、「まず、これ」だもん ね。


FM7−G6−Em7−Am7

これはもっと「普通」。すごくJ-POPっぽい。


FM7−C−G6−Am7

ふむ・・・2つ目のCが「教科書通り」で逆に新鮮。そしたら、次へのつなぎにも


FM7−C−G6−Am7・G6・F#dim

とかしてみたりして。やりすぎかな・・?でも、これくらいのフックがあった方がいいかもね。これ(F#dim)がないと流れていっちゃいそうだし。ここに これがあるとすると、2回目の終わりも素直にCへ行くんじゃなくて、半音下降を使ってみようかな。


FM7−C−G6−Am7・G・F#dim―FM7−C/E−Dm7・D♭M7−C

ちょっとヤらしいかなぁ・・・。でもまぁ、ひとまず保留。明日また聴いてみようっと。。

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