<Day 4>
難 関!Bメロ


 
昨日作ったAメロに、ベースを乗せておきましょう。こんな感じ、ってくらいに。


さて、Bメロです。このAメロからサビにつながる部分。<Day 3>に「制作に頓挫するのは、最初 のアレンジで躓いたとき」と書きましたけど、2番目に多いのが この「Bメロ」がうまくできないときです。サビは最初に思いつくことが多いです。Aメロは(うまくいけば)そこから導き出されます。Bメロってヤツが一番 出ないんです。鍵盤の上、何度もコードを行ったり来たり。こういうとき、ちょっと遠いコードへ一回飛んでみると、気分的にもリフレッシュされます。うまく アイデアが出ないとき僕がよく試すのが、短3(Key=Cの場合E♭)、短6(同A♭)、短7(同B♭)のあたりへ飛ぶやり方。これ、うまく行くときと行 かないときの差が大きいんです。というのは、やっぱりちょっとヤらしくなっちゃうことがあるんですね。ただ今回の場合、前日に作った進行がそこそこヤらし くなってるので(笑)、ここでこれらのコードに飛んでもあんまり目立たない感じです。


B♭M7―Am7−Dm7・Em7−Am7

僕の場合、こうなると試さずにいられないのが増4のハーフディミニッシュ。Key=Cの場合、F#m7-5です。


F#m7-5−FM7―Dm7・G−C

うわぁ、最後はII-Vかぁ。ダサいよなぁ。


F#m7-5−FM7―Dm7・Dm7/G−CM7

ちょっと恥ずかしいので、II-V感を薄めてお きます(^^;)。

では、この部分のメロディーを作りましょう。このパターンを何度か流しながら、鼻歌で、あるいはキーボードで、ピロピロ〜とメロディーを弾きます。ここで 僕の鉄則1。「メロディーを作るときは、理屈を考えちゃダメ」。右斜 め上の、カーテンレールの端っこあたりを見上げながら視線を宙に漂わせつつ、感覚に任 せて鍵盤を弾きます。ただ一つだけ考えたのは、Aメロが比較的細かい動きが多かったの で、Bメロはちょっとゆったり目のフレーズで作ろう、ってこと。その 中で、「お、きた!」というフレーズが出てきたら、トラックをRec状態にして記録。


よし、悪くない。「なんでこういうメロディーなの?」と言われても説明できません。メロディーってのはそういうもの。

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