<Day 7>
サ ビが命!


 
昨日の作業、一日で済ましたみたいな書き方になってますけど、(みなさん当然お分かりでしょうけ ど)本当はあれだけで何日か使ってます。音とかフレーズとか、「これ!」っていうのがすぐに出るくらいだったら苦労なんてしません。「あぁでもない、こう でもない」ってのをやりながら、あのパターンが出るまでに結構時間がかかってます。しかも、あれは「ひとまずこれで」ってのを決めただけで、この後「あ、 やっぱりやめた」みたいな感じで、どんどん変更されていきます。あんなにすんなり出来ていくくらいなら、僕はもっと有名になってます(^^;)。

さて、サビです。なんといってもサビ。前日まででA/Bメロのアレンジの方向性が決まって来たので、それを踏まえつつ、サビを飾っていきます。ここは力を 込めていきましょう。Aメロ、Bメロでは抑え気味にしてた「付け足し」も、ここでは思いっきりやります。

しか〜〜〜〜し!!!

足せばいいってもんじゃないのです。いや、冗談みたいに書いてますけど、これは結構マジですよ。「さぁサビだ!どんどん乗っけるぞ!!」ってやってると、 次から次に音が足されていって全然整理できないまま、また、A/Bメロとのバランスも取れず、ただひたすらうるさくて重いだけのサビになってしまいます。 これ、ほんとにありがちなんですよ。思いっきり盛り上げたいのはもちろんやまやまなんですけど、そこはそれ。あくまでも理性的に。

さらに言えば、今回のこの曲については、こういう「あざとい盛り上げ」が却ってアダになりそうな感じもしました。「センスのいいシンプルさ」が狙いですか ら。もちろん、盛り上げなきゃならないんだけど、そこはあくまでもオシャレに、センスよく。「確かに足されてるんだけど、うるさくはない」っていうあたり を狙って。

こういうとき便利なのが、ロングトーンのオブリガート。 ストリングス系の音でつけると、すぐに「はい、サビです!」っていう感じにできてすごく便利(逆に 言うと、すごくあざとい(^^;))なんだけど、これをTriangle波とSquare波の音で乗せてみましょう。ローパスして、軽めのポルタメントも 入れて・・・。


うん、サビ感出てきましたね。期待感を盛り上げるという意味で、サビ手前にSEを入れてみましょうか


シーケンスフレーズ的な飾りもつけておきます。


これをサビに混ぜると・・・


うん、いいでしょう。センスいいかどうかはわかんないけど・・・。


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