まとめ

さて、いろいろなスタイルを試してみました。


一番「楽しい」のはどれでしたか?

僕は「ロック」とか「テクノ」 とかが楽しかったんじゃないかと思います。とにかくノリ重視!踊っちゃえ!みたいな感じにするときは、これくらいコードも進行も単純化した方がいいんです ね。妙なコード進行が挟まると、そこでスピードが一気に落ちてしまうんです。「縦ノリだったのが横ノリに変わる」みたいなね。もちろん、そういう効果を狙 いたいなら、曲の途中にテンションを豊富に含んだコードと進行を挟んで変化をつける ことも効果的でしょう。


一番「キレイ」なのはどれでしたか?

個人的には「R&B」や「クラ シック」「ボサノバ」あたりはキレイだったんじゃないかと思います。全体的にしっとりとした空 気感は、「踊れる」というのとは違いますが「ひたれる」という感じではありますよね。これはテ ンションコードクロマチック進行の力が大きいと思います。


では、一番「美しい」のはどれでしたか?

これは難しい問題です。なぜなら、「キレイ」と「美しい」は違うからです。表面的にツルっとしていてキレイなのは、先ほ ども書いたように「R&B」や「クラシック」だったかもしれません。しかし、それが本当に「美しい」のかと問われると、それはちょっと違うので す。本当に美しいものは、心のどこかに「引っかかるもの」があり、表面的にザラっとした感覚が残ったりするものです。「R&B」や「クラシック」 はキレイですが、ツルっとしすぎていて、通り過ぎてしまう感じがします。曲によって引き起こされる心象風景に、何かが足りないんですね。


個人的には、一番美しいのはオリジナルバージョンだと思っています。これをピアノで はなく足踏みオルガンの音で伴奏する、なんていうのがいい感じじゃないですか?

イメージとか匂いとか、味とか感触とか、子供の頃に経験したいろいろな記憶が蘇ってくるでしょう?曲をリピートさせて、3コーラス目以 降は足踏みオルガンはそのまま残しつつ、ストリングセクションを入れてもいいかもしれません。するとそこでまた風景が変わります。あなたは同じ場所に変わ らずにいるのですが少し大人になっていて、背景だけがゆっくりと変わっていくような感じ。時代を超えていくイメージ。そこに確かに残るあの頃の風・・・。 そんなものが表現できそうな気がします。

これもオリジナルクラシック合わせ技ですよね。

ファイルサイズの関係上、ここでは「僕が思う完成形」はアップしませんが、もし興味を持ったら是非試してみてください。


最後に、一番「好き」なのはどれでしたか?

・・・これは皆さんの判断にお任せします。

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